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2008年12月1×日
予約していた弁護士事務所に車で向かう。
50kmほどの距離だ。
この弁護士事務所を選んだのは、先の記事に書いた理由と、
労働審判が行われる裁判所の距離の問題がある。
私が住んでる市の裁判所支部では労働審判は扱われない。
ゆえに田舎の弁護士は労働審判を扱う機会が少なくなる(思い込み)
そして裁判所に近い方が移動費用を請求される可能性が低い(思い込み)
もっとも、
そんなものを求めない弁護士も多いとは思うが、
出張費用を請求している例を何度か見た。
弁護士との話し合いが必要ならば、解雇された私には時間があるし、
何度でも出向くし、電話、Eメール、FAXもある。
距離は問題ではない。
まあ、
たまには街へ行ってみるのも引きこもりにはいいかと…
目的の場所は一方通行の入り組んだ場所にあったが、
都市部には珍しく、駐車場があった。
相談室で数分待った後、
担当の弁護士と話し合いになった。
厳しい感じがしたが、後で調べたところ自分よりも数歳若かった。
自分としては相談ではなく、
裁判or労働審判かを決めるつもりだ。
準備した資料は今までのものを修正したもの。
さらに、
「雇えないと言いながら土地を取得した証明」→登記簿謄本
現在、歯科医院兼自宅を建て替えている事(すでに技工室は解体中…)
私が出した内容証明郵便への回答が加わった。
これまでの経過を説明して、自分の主張に無理がないかを確認。
やはり「大した金額にならない」という事は言われたが、まあ、それは事実。
だとしても、私が「それでもいい」と決めれば状況は動く。
私としてはマイナスにならなければ勝ちだと思っているし、
弁護士としては自分の利益と労力のバランスを選ぶ。
賞与については、経営危機でないと証明できれば請求できるかもという程度。
解雇が無効だとしても、再雇用される事は人間の感情として不可能だと言える。
このあたりがあっせんとは違って主張できる部分。
「労働審判で早く決めて次の仕事を探しましょう。
相手にまともな弁護士が付けば、異議申し立てもないでしょう。
その時はその時で決めましょう」
「まず、弁護士の名前で内容証明郵便で解雇無効を主張します。
場合によってはコレだけで一定の条件が示される場合もあります」
「その上で解雇に対する補償金額を決めていきましょう」
定番コースだとは思うが、これも現実。
「振り込まれた退職金に手はつけない」
「解雇理由に同意しない(離職票)」事は重要だと言われた。
どちらも守っている。
弁護士への費用は、概ね世の中どおりな感じの、
手紙10万くらい…
審判10万くらい…
報酬16%くらい…
まあ、口約束なのがなんとも言いがたい。
これだと最低でも2ヶ月分の給与補償が必要。
内容証明郵便の雛形を作ってメールで送ってもらうことにした。
結構疲れてしまい、どこにも寄らずに帰宅した。
異常行動をとる経営者は多いようで、そのパターンだと理解していたようだ。
私が無理な主張をせず、ある程度の割り切りや目的を持っていた事。
資料を揃えていた事は、よい印象を与えたようだった。
10日後、
メールで内容証明郵便の雛形が送られてきた。
.jtd(一太郎ファイル)なのがオチャメさんだが、ビューアーで見た。
無理のない内容だったので、そのままお願いすることにしました。
つづきます。
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