歯科技工士 09
http://nofake.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/08-e848.html
1人体制で仕事が始まった日を覚えている。
倒れて自宅療養と称して軟禁されていた院長が、
陶芸教室に行くから、道具を作ってくれと技工室に来たのだった。
結果としてサクッと作ったが、
副医院長(現在の雇用主)はぶちきれ、罵声を浴びせて追い返した。
私は院長が現場復帰するのを望んでいた。
難しい治療はできなくても、
義歯の調整や、話すだけで満足する患者などもいたからだ。
しかし、診療室に顔を出すことも許されなかった。
ドタバタ走り回る副医院長を、あきれた感じで見る院長。
痴呆というよりは諦めと燃え尽き。
眠剤の乱用で時間軸の混乱。
結局外出も許されず、
人と話すこともなく、症状はどんどん悪化していったように思う。
1人体制の仕事は当然大変だった。
やはり、印象つぎと義歯修理で一日の大半が終わってしまう。
当然、残業時間は月に40時間だと私は思っていたのだが、
『それでは多すぎます!』と切れた雇用主。
バカ?
○辺社会保険事務所に電話で聞いてやっと理解したようだ。
それでも30時間を目安にするように言われた。
私はとにかくお金がほしかった。
それまでのカットされた賞与と昇給を取り返したかった。
私の家(親の)はとても古く、建て替えを検討して設計も済んでいた。
しかし賃金の支払いが滞り、断念した。
だから40時間の残業を絶対にこなすつもりだった。
納期のペースも落とす気はなかった。
しかしフタを開ければ意味不明な理由で仕事をさせてもらえない。
『銀行に行かなければならないから』
『市歯会に行かなければならないから』
『院長の介護をしなければならないから』
『買い物に行かなければならないから』
残業どころかまともに仕事もできない。
歯科医師がいなくても仕事はできる。
鍵を渡すように何度も言ったのだが拒否された。
残業が終わる時間を宣言しなければならない。
技工は機械的な仕事じゃない。デタラメだ。
終わったら内線で知らせなければならない。
時間が押せば二階でドタバタし、
まだ終わらないのかまだ終わらないのかと急かしに来る。
しまいには、
『疲れたから早く帰りたい』
『暗いと怖いから』
とか基地外発言…
(100mほど離れた敷地に1人で住んでる)
給与は、基本給で5000円。役付手当として5000円。
合計一万円しか上がらなかった。
交渉する気力もなかった。
これが12年目の給与。
つづきます。
http://nofake.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/10-2ab8-1.html
| 固定リンク




